XeonとEPYCの納期が6か月に、AI需要でCPUが逼迫
サーバー向けCPUの納期(リードタイム)は2週間から約6か月に延びた。AIシステムはラックあたり、より少なくではなく、より多くのCPUを必要とする。
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- server CPU lead time, up from two weeks
- 6 months
- of Intel revenue now from AI-driven business
- 60%
- Xeon Scalable CPUs shipped in the five years before ChatGPT
- 100M+
サーバー向けプロセッサーの発注から納品までは、逼迫前のおよそ2週間に対し、現在は約6か月かかる。Tom's Hardwareが報じた。IntelとAMDの製品がいずれも影響を受けている。発注すればハードウェアが届くという前提で容量を計画しているなら、その前提はもう成り立たない。
意外なのは原因のほうだ。AIの設備投資はGPUの話であり、CPUはラックの中の地味な部分だと考えられていた。実際には、AIシステムはその両方を大量に必要とする。
なぜAIはCPUをより多く必要とするのか
AIサーバーはいずれも、アクセラレーターと、それに仕事を供給する汎用プロセッサーを組み合わせる。変わったのは両者の比率だ。
The Next Platformは2026年4月、GPU対CPUの比率が約8対1から4対1、さらには2対1へと下がったと報じた。CPUあたりのGPUが減るということは、システムあたりのCPUが増えるということだ。同じ数のアクセラレーターが、以前の数倍のプロセッサーを引き連れる。
その変化はIntelの業績に直接表れている。データセンター・AI部門の2026年第1四半期の売上高は50億5000万ドルで、前年同期比22.4%増だった。AI関連の事業はいまやIntelの売上の60%を占め、前年比40%伸びた。
IntelのDave Zinsner氏は、Xeon生産の能力不足の規模について「Bで始まる。つまり相当な額だ」と述べた。
供給はどれほど逼迫しているのか
SemiAnalysisは、この転換を2025年終盤のデータセンター向けCPU需要の想定外の増加にたどっている。Intelはその後、2026年の製造装置への投資を拡大し、PC向けよりサーバー向けのウエハーを優先し始めた。
価格は供給に追随している。SemiAnalysisは、Intelが「想定外のCPU在庫の枯渇に直面し、Xeon製品群全体で値上げを検討している」と伝えている。AMDは2026年のデータセンター向けCPU需要が「二桁台の力強い」伸びになると見込む。
規模を示すと、SemiAnalysisは2022年11月のChatGPT公開までの5年間に、Xeon Scalableが1億個以上出荷されたとしている。成熟したとみなされていた市場である。
両社が急いで投入しようとしている製品
ロードマップを見ると、緩和が遅い理由が分かる。いずれも大規模で複雑なチップであり、いくつかはダイを積層している。
| 製品 | 提供元 | コア数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Granite Rapids | Intel | 128 | 出荷中 |
| Diamond Rapids | Intel | 192 | Granite Rapidsより40%高速 |
| Clearwater Forest | Intel | 288 | 2025年下期から2026年上期へ延期 |
| EPYC 9755 | AMD | 128 | 出荷中 |
| Turin dense | AMD | 192 | 出荷中 |
| Venice | AMD | 256 | Turin比で電力あたり性能1.7倍 |
製造上の詳細が時期を左右する。Diamond RapidsはIntel 3-PTのベースダイの上に、Intel 18A-Pの演算コアをハイブリッドボンディングで載せる。Clearwater ForestはIntel 18Aのコアダイを、Intel 3のベースの上に積む。AMDはVeniceのコアチップレットをTSMCのN2プロセスで作る。
Intelはさらに、Diamond Rapids-SPの8チャネル版を中止した。SemiAnalysisはSierra Forestの採用が限定的だとも書いている。
開発者にとっての意味
自社設備については、計算資源がいつでも手に入るという扱いをやめること。納期6か月とは、来年の容量をいま発注しているという意味だ。第2四半期にクラスターを拡張する計画なら、発注書は今四半期に出す必要がある。
クラウドでは、リスクは納期ではなく価格と在庫として現れる。予約インスタンスや長期利用割引は、土台となる部品が希少で、事業者が定価を引き上げている状況では意味が変わる。期間を固定することは、いまや割引というよりヘッジである。
スケールアウトの前に適正化すること。最も安いプロセッサーは、買わずに済んだプロセッサーだ。CPU律速のサービスには、たいてい手つかずの改善が残っている。プロファイラーを一度回す、冗長なシリアライズ形式を置き換える、同期呼び出しを並列にする、といったものだ。
処理が許すなら、x86以外の選択肢を真剣に検討したい。Armのサーバー向け製品は別の工場、別の待ち行列から来る。それは逼迫時にこそ報われる分散だ。FujitsuのMONAKAは144のArmv9コアを備え、11月に出荷される。クラウドのArmインスタンスはすでに汎用に使える。
本当の手がかりとしてIntel 18Aの歩留まりを見ること。上記のIntel製品のうち2つがこれに依存し、他社の予定もそれに連動して動く。IntelはIntel 7、4、3の歩留まりが計画を上回ると述べているが、それは同じ主張ではない。
出典
- PC makers face shortages of Intel and AMD CPUs that stretch up to six months - Tom's Hardware
- AI-Driven CPU Shortage Saves Intel's Financial Cookies - The Next Platform
- CPUs are Back: The Datacenter CPU Landscape in 2026 - SemiAnalysis
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