postmarketOSがNuraに改名、開発者にとって何が変わるか
スマートフォン向けLinuxディストリビューションのpostmarketOS(ポストマーケットOS)が、Nura(ヌーラ)に改名した。2017年に始まったプロジェクトで、新名称は18か月の選考と300件超の候補から選ばれた。
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- name suggestions from the community
- 300+
- length of the naming process
- 18 months
- year the project started
- 2017
スマートフォンに通常のLinuxシステムを載せるLinuxディストリビューション、postmarketOSが、2026年9月27日にNuraへ改名した。プロジェクトによれば、旧名称は発音しにくく、綴りも難しく、商標登録もできなかった。開発者への影響は段階的だ。移行が進む間、パッケージやドキュメント、ツールには旧名称が残る。
プロジェクトの発表によると、新名称は約1年半にわたる選考から生まれた。コミュニティから300件を超える候補が寄せられた。チームはそれを4つの最終候補に絞り、投票で決めた。
名称を変えた理由
プロジェクトは3つの理由を挙げている。1つ目は発音だ。「postmarketOS」は5音節と長く、プロジェクトの言葉では「多くの言語でとても発音しにくい」。
2つ目は表記だ。この名前は小文字の「p」、小文字の「m」、大文字の「OS」が混ざっている。OMG! Linuxによれば、「PostmarketOS」「Postmarketos」「post-market OS」などと書かれてきた。OMG! Linuxはチームの言葉を引用している。「長年にわたり、チームのほとんどのメンバーが、名前の複雑さのために『postmarketOS』の普及活動に苦労してきた」。
3つ目は法的な理由だ。純粋に説明的な名前は商標として登録できない。OMG! LinuxとNotebookcheckによると、プロジェクトはNuraの商標出願を済ませた。
実態とのずれもある。「ポストマーケット」とは、スマートフォンを買った後に入れるソフトウェアという意味だった。それはもうプロジェクト全体を表していない。Linuxiacが指摘するように、PINE64はこのシステムをプリインストールしたPinePhoneを販売してきた。
名前の由来
Nuraは「ヌラーゲ(nuraghe)」の略だ。ヌラーゲとは、イタリアのサルデーニャ島各地に残る古代の石の塔である。Notebookcheckによれば、これらの建造物は紀元前3000年ごろにさかのぼり、数千年にわたって立ち続けている。
その長寿こそが狙いだ。プロジェクトの長年の目標は、メーカーが更新をやめた後も古いスマートフォンを使い続けられるようにすることだ。OMG! LinuxとNotebookcheckによると、名前を提案したのはコミュニティメンバーのDavide Depauだった。
変わること、変わらないこと
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| プロジェクトとOSの名称 | Nura(2026年9月27日から) |
| Webサイト | nura.eco。postmarketos.orgからリダイレクト |
| ロゴ | 継続。矢印の間隔を広げた |
| パッケージ、ドキュメント、ツール | 移行期間中はpostmarketOSのまま |
| 商標 | Nuraの出願済み |
| プロジェクトの歴史 | 2017年に開始 |
ロゴは作り直されていない。Linuxiacによると、遠くからでも読み取りやすいよう、矢印の間隔を広げて描き直した。
パッケージや開発者向けツールの改名時期は、どの情報源にも書かれていない。OMG! Linuxによれば、発表はプロジェクトのビルド兼インストールツールであるpmbootstrapの変更について明記していない。
開発者にとっての意味
デバイスの移植やパッケージの保守をしているなら、今日の時点で壊れるものはない。移行期間中、旧名称はパッケージとドキュメントに残る。Notebookcheckによれば、一部のソフトウェア部品は新名称にするためにコントリビューターの更新が必要になる。今後数か月は、文字列を改名するマージリクエストが出てくると考えておこう。
postmarketos.orgを参照するスクリプト、CIジョブ、ブックマークを確認しよう。OMG! Linuxによると、旧ドメインはnura.ecoへリダイレクトされる。リダイレクトがあればリンクは切れない。ただし、ドメインを解析したり証明書の名前を確認したりするコードは、この変更でつまずく可能性がある。後でビルドの失敗を追いかけるより、今のうちに参照を更新するほうが安上がりだ。
このプロジェクトについて書くなら、新しい記事では「Nura」を使おう。旧名称も一度は併記しておくと、「postmarketOS」で検索する読者にも見つけてもらえる。検索結果やフォーラムのスレッドには、今後何年も旧名称が残るだろう。
パッケージとツールの移行スケジュールは、プロジェクト自身の告知を見守ろう。ビルドスクリプトに直接影響するのはその変更であり、日付はまだ発表されていない。
出典
- Project rebrand: Nura - Nura
- postmarketOS Is Now Nura After Major Project Rebrand - Linuxiac
- postmarketos has a new name - OMG! Linux
- postmarketOS is now Nura after nearly a decade of bringing Linux to phones - Notebookcheck
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