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AtlassianがOpenAIのモデルをRovoとJiraに組み込む

AtlassianとOpenAIが提携を拡大した。OpenAIのモデルがRovoを動かし、ChatGPTとCodexはMCPサーバー経由でJiraにつながる。このサーバーは1日1500万回の呼び出しを処理する。

著者 Tech AI Wire Team

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Inside Atlassianのブログ記事「Grounding Frontier Intelligence in Enterprise Context」のスクリーンショット。日付は2026年10月6日で、AtlassianとOpenAIのロゴがプラス記号でつながれている。

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calls a day to Atlassian's MCP server, per VentureBeat
15M
Atlassian developers using Codex
3,000+
businesses using OpenAI products, per Atlassian
2.5M

AtlassianとOpenAIは2026年10月6日、提携を拡大した。OpenAIのモデルが、AtlassianのAIアシスタント「Rovo」の推論を担うようになる。ChatGPTとCodexは、標準のコネクターを通じてJiraやConfluenceと連携できる。Atlassianの発表には、AIエージェント(agent)がJiraのチケットを自分で引き受けるロードマップも載っている。Jiraで作業を管理するチームにとって、AIコーディングツールの次の行き先はここだ。

提携の内容

AtlassianはJiraとConfluenceを作っている。Jiraは多くのソフトウェアチームが作業計画に使う課題管理ツールで、Confluenceは共有のウィキだ。Rovoは、これらの製品をまたいで検索や操作を行うAIアシスタントである。

Atlassianの発表は、現時点で適用される変更を2つ挙げている。

  • OpenAIのモデルがRovoの推論を担う。 Rovoが答えや計画を導き出すときは、OpenAIのモデルが考える。
  • ChatGPTとCodexはMCPで接続する。 MCP(Model Context Protocol)は、AIツールが別のアプリのデータを読み、操作できるようにするオープンな標準だ。CodexはOpenAIのコーディングエージェントである。

VentureBeatは、対象の製品としてJira、Confluence、Bitbucket、Rovo、Loom、Goals、Jira Service Managementを挙げている。BitbucketはAtlassianのコードホスティングサービスだ。Loomは短い動画を録画するツールで、Goalsはチームの目標を管理する。

ロードマップ:チケットを引き受けるエージェント

より大きな約束はこれからだ。Atlassianは、将来のバージョンでは自律型エージェントが作業項目を直接引き受けられるようになると述べている。テストの実行、セッション履歴の同期、マルチエージェントのオーケストレーションも挙げている。マルチエージェントのオーケストレーションとは、複数のエージェントが1つの仕事を分担することだ。

実際には、開発者が同僚に割り当てるのと同じようにJiraのチケットをエージェントに割り当てられるようになる。Atlassianは、これらの機能の時期を明らかにしていない。

Atlassianはこの取り組みを自社でも使っている。発表によると、3000人を超えるAtlassianの開発者がCodexを使っている。

資金の話と、Atlassianがマルチモデルを続ける理由

VentureBeatによると、Atlassianはこの契約の一環としてOpenAIへの支出を約束した。金額はどちらの情報源にも書かれていない。VentureBeatの主な論点は、Atlassianが1社のAIベンダーに賭けているわけではないということだ。同社のプラットフォームは「あくまでマルチモデル」のままである。

VentureBeatによると、使われているモデルには2026年9月3日に公開されたGPT-6 Astraと、GPT-5.6シリーズが含まれる。Astraの価格は、入力が100万トークンあたり10ドル、出力が100万トークンあたり50ドルとされている。GPT-6 Astraは9月にBedrockとCopilotで一般提供を開始した。

同じMCPサーバーは、ほかのAIベンダーにも使われている。VentureBeatによると、1日に1500万回の呼び出しを処理している。VentureBeatの報道では、Anthropicのエンタープライズ向けプロダクト責任者Scott Whiteが、これを「Claudeで最も使われているエンタープライズ向けMCP連携の1つ」と呼んでいる。Jira Service Managementへの対応も近く始まる。

この提携は、これまでの取り組みの上に成り立っている。VentureBeatによると、Atlassian Intelligenceは2023年4月に始まり、ChatGPT向けのMCP連携は2025年12月に登場した。

両社の発言

AtlassianはOpenAIでAPI担当のプロダクト責任者を務めるNikunj Handaの言葉を発表で引用している。「OpenAIのフロンティアモデルとAtlassianを組み合わせると、企業が実際に動いている文脈の中で、強力なエージェント機能をまとめて使えるようになる」と彼は述べた。

Atlassianは顧客の言葉も引用している。DatasiteのエグゼクティブバイスプレジデントJR Harrellは「Atlassianは、OpenAIのフロンティアモデルが当社の企業全体を横断して推論できるようにする結合組織を提供してくれる」と語った。

開発者にとっての意味

  • CodexやChatGPTを今すぐJiraにつなぐなら、テスト用プロジェクトで行う。 MCP接続は今日から使える。まずはサンドボックスのJiraプロジェクトで試し、プロンプトを読み違えても本物のチケットが書き換わらないようにしたい。
  • 接続する前に権限を見直す。 JiraとConfluenceを読めるエージェントは、あなたのアカウントが読めるものをすべて読める。必要なプロジェクトだけに絞ったサービスアカウントを与えること。
  • エージェントが完了できるチケットを書く。 エージェントが作業項目を引き受けるようになれば、チケットが仕様書になる。明確な受け入れ基準と該当コードへのリンクは、エージェントと同じくらい人間のレビュアーの助けになる。
  • 1つのモデルに合わせて作らない。 Atlassian自身のプラットフォームはマルチモデルで、同じMCPサーバーがClaudeにも使われている。ワークフローは特定ベンダーのAPIではなくMCPに結びつけておけば、書き直さずにモデルを切り替えられる。
  • エージェント機能とその価格に注目する。 自律型のチケット処理について、どちらの情報源も時期と価格を示していない。そのリリースと、Atlassianが課金する方法が、日々の仕事を変えるかどうかを決める。

今日使えるのはコネクターのほうだ。チケットを引き受けるエージェントは計画段階で、Atlassianは時期を決めていない。

出典

  1. Grounding Frontier Intelligence in Enterprise Context - Atlassian
  2. Atlassian deepens its OpenAI partnership with a spend commitment, but its platform stays firmly multi-model - VentureBeat

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