KDE Plasma 6.8ベータ、Kupのバックアップとwayland改善を投入
KDEは2026年9月10日、Plasma 6.8のベータをバージョン6.7.90として公開しました。デスクトップのバックアップスケジューラとしてKupを追加し、安定版は10月14日予定です。
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- version string for the 6.8 beta
- 6.7.90
- scheduled stable release
- Oct 14
KDEがPlasma 6.8のベータを公開しました。目立つ追加点は、デスクトップの隣に置くのではなく、デスクトップとともに配布されるバックアップツールです。KDEの告知は2026年9月10日木曜日の日付で、バージョン文字列は6.7.90です。安定版は2026年10月14日に予定されています。
PlasmaはKDEが開発しているデスクトップ環境で、Fedora KDEやopenSUSEなどのディストリビューションが標準で採用しています。ベータのバージョン番号は説明しておく価値があります。KDEは6.8のベータを6.7.90と表記するため、6.7.90と表示されるマシンは古い6.7ではなく、リリース前の6.8のコードで動いています。
Kupが加えるもの
両方の情報源が最初に挙げている変更は同じです。「kup:Plasmaデスクトップ向けのバックアップスケジューラ」と、KDE自身の告知には書かれています。
Kupは新しいソフトウェアではありませんが、デスクトップのバックアップスケジューラとして同梱されることで、利用者やディストリビューションが個別に組み込むものではなく、既定の体験の一部になります。Plasmaのシステムをパッケージ化したり支援したりしている人にとっては、バックアップがインストールごとの判断から、プラットフォームの機能へと移ることを意味します。
Wayland周りの作業
Waylandは、Linux上でX11を段々と置き換えてきた表示プロトコルです。Phoronixの報道によれば、「Waylandの観点では、Plasma 6.8に向けて多くの磨き上げと微調整が行われた」とされています。
目を引く項目が三つあります。Plasmaのウィンドウマネージャであるkwinが、commit-timingプロトコルに対応しました。これはコンポジタとクライアントが、フレームをいつ表示するかについて合意できるようにするものです。ドウェルクリッカーへの対応もあります。ポインタが止まったときにクリックする、アクセシビリティの機能です。リモートデスクトップの対応も改善されました。
知っておく価値のある小さな変更
残りの変更は、グラフィックスの扱いと画面管理に散らばっています。
| 変更 | 影響する範囲 |
|---|---|
| vRAM使用量の最適化 | GPU側のメモリ負荷 |
kscreenctl | 画面設定のためのツール |
| サーバー側のドロップシャドウ | 各アプリではなくコンポジタが影を描画 |
| マルチGPUの扱い | グラフィックカードが複数ある構成 |
| マルチモニタの改善 | 複数ディスプレイの配置 |
| Unionテーマエンジン | Plasmaのテーマの仕組み |
KDEは完全な変更履歴についてコミュニティのwikiを案内しており、どちらの情報源にも修正件数、コミット数、貢献者数は載っていませんでした。
当サイトが今日取り上げるLinuxデスクトップのリリースは、これで三つ目です。同じ時間帯にGNOME 51がポインタ加速のカスタマイズを追加し、COSMIC Epoch 1.8が公開されました。デスクトップ環境としては異例に忙しい一日です。
開発者にとっての意味
これはアップグレードではなく、テストの機会として受け取ってください。デスクトップ環境のベータは、自分のアプリの妙な相互作用が表に出てくる時点であり、10月14日の安定版までおよそ1か月あります。
このうち二つの変更は、こちらが一行も書き換えなくても、アプリの描画のされ方を変えかねません。サーバー側のドロップシャドウは、影の描画をコンポジタ側に移します。自分で影を描いているアプリは、影が二重になるか、まったく出なくなる可能性があります。commit-timingプロトコルはフレームがいつ提示されるかに影響します。ツールキットに任せず、自前でアニメーションやフレームの間隔を制御している場合は重要です。
Plasmaのウィジェットやアプレットを保守しているなら、注意が必要です。この記事のために読んだ情報源には、APIの変更、非推奨、そしてこのリリースが要求するQtとKDE Frameworksのバージョンが載っていませんでした。その情報は告知ではなくKDEのコミュニティwikiの変更履歴にあるので、自分のウィジェットがまだビルドできると考える前に確認してください。
マルチGPUとvRAMの作業は、グラフィックスの負荷が高いものを出しているなら試すべき部分です。どちらも、多くの人の問題を直しつつ、特定のハードウェアの組み合わせで新しい問題を作る類の変更です。それを見つけることが、まさにベータ期間の目的です。
Phoronixは、10月14日という安定版の日付がKDEの30周年と重なると述べています。どちらの情報源もプロジェクトの設立年を記していないため、この記念は日付が選ばれた理由として受け取り、検証済みの節目とは考えないでください。
出典
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