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COSMIC Epoch 1.9、画像ビューアーとオンスクリーンキーボードを追加

COSMIC(コズミック)Epoch 1.9が2026年9月23日に登場。1.8から13日後の公開で、Rust製の画像ビューアー、オンスクリーンキーボード、刷新されたアプリストアを備える。

著者 Tech AI Wire Team

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夕暮れの山の湖を表示したデスクトップの画像ビューアーのイラスト。下にサムネイルの列があり、画面の下端にはオンスクリーンキーボードがある。

System76は2026年9月23日、COSMIC Epoch 1.9を公開し、Rustで書かれたLinuxデスクトップに2つの新しいアプリを加えた。画像ビューアーとオンスクリーンキーボードだ。リリースノートが公開された翌日に、Phoronixが報じた。COSMIC Epoch 1.8から13日後の公開で、このデスクトップはほぼ2週間ごとのリリースを続けている。

COSMICはSystem76独自のデスクトップ環境で、同社のLinuxディストリビューションであるPop!_OSの標準デスクトップだ。GNOMEやKDEを土台にせず、同社のlibcosmicツールキットを使ってRustで書かれている。パッケージを作る人にとっては、新しいアプリより重要な変更が1つある。一部をビルドするのに、追加のツールが必要になったことだ。

2つの新しいアプリ

COSMIC Viewerは、編集もできるネイティブの画像ビューアーだ。LinuxCompatibleによれば、サムネイルの一覧表示、EXIFデータ(写真に埋め込まれたカメラの情報)の表示、元のファイルを変えない書き込みができる。LinuxCompatibleによると、作者はAshley Wulber氏とJeremy Soller氏だ。

形式の種類COSMIC Viewerの対応形式
一般的な写真JPEG、PNG、GIF、BMP、TIFF
新しいウェブ向け形式WebP、AVIF、JPEG XL
スマートフォンの写真HEIC
ベクターSVG

COSMIC OSKは、このデスクトップ独自のオンスクリーンキーボードだ。作者は、System76のエンジニアでPop!_OSのメンテナーでもあるMichael Murphy氏である。公式のリリースノートによれば、タッチ操作とゲームパッドの入力に対応する。セッションの開始時に自動で起動するようになり、COSMIC Settingsには設定用のページが加わった。新しいパネルアプレットで、表示のオンとオフを切り替えられる。

1.9のその他の変更点

GitHubのリリースノートには、15を超えるコンポーネントの変更が並ぶ。主なものは次のとおりだ。

  • COSMIC Storeは、リリースノートの言葉では「各アプリやアプレットの開発者を目立たせる」ように作り直された。
  • コンポジター(画面にウィンドウを描く部分)は、layer-shellのプログラムをロック画面にも表示するようになった。layer-shellは、パネルやドック、オーバーレイが使うWaylandのプロトコルだ。Superキーが押しっぱなしになる問題、アプリライブラリのコンテキストメニュー、最大化したウィンドウのサイズ変更も修正された。
  • COSMIC Filesは、独自のコンテキストメニューをlibcosmic共通のものに置き換え、.exeファイルのアイコンを追加した。
  • COSMIC Settingsは、「このシステムについて」のページにCOSMICのバージョンを表示するようになった。
  • COSMIC Greeter(ログイン画面)は、Phoronixによれば、systemd-homedにオプションで対応した。これは、持ち運べる暗号化されたホームディレクトリのためのsystemdの仕組みだ。

リリースノートは公開後に変わっている。LinuxCompatibleは、このリリースがプレリリース扱いで、リリースノートは未記入だと書いていた。その後、GitHub上でリリースノートが書き足され、Phoronixはそれを受けて報じた。1.8のときも同じだった。

開発者にとっての意味

COSMICをパッケージ化している人や、ソースからビルドしている人は、先にgit-lfsを入れておこう。LinuxCompatibleによれば、COSMIC EditがPNG画像のアセットをGit Large File Storageで保存しているため、必須の依存関係になった。これがないと、クローンした中身が画像の代わりに小さなポインターファイルのままになり、壊れたアセットを含むビルドができてしまう。次のリリースの後ではなく前に、ビルド環境とCIのイメージを確認しておこう。

デスクトップ向けのアプリやスクリプトを書いている人には、便利な変更が2つある。セッションがCOSMIC_VERSIONという環境変数を設定するようになったので、スクリプトは動作中のリリースを読み取れる。「このシステムについて」のページにも同じ番号が出るので、バグ報告を再現しやすくなるはずだ。

Waylandのlayer-shellプロトコルでパネルやドック、オーバーレイを作っている人は、今のうちにロック画面で試しておこう。1.9ではそこに表示されることがあり、これはプログラムが想定していなかった新しい表示場所かもしれない。

COSMIC Storeでアプリを配布している人は、自分の掲載ページを見直そう。新しいデザインは開発者の名前を前面に出すので、実際にアプリを保守している人の名前になっているか確かめておこう。

出典

  1. COSMIC Epoch 1.9 Brings New Image Viewer & On-Screen Keyboard - Phoronix
  2. System76 COSMIC Epoch 1.9.0 Pre-Release Brings On-Screen Keyboard and cosmic-viewer to Pop!_OS - LinuxCompatible
  3. epoch-1.9.0 - GitHub

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