Claude CodeのAGENTS.md対応はテレメトリが有効でないと動かない
Claude Code 2.1.277のAGENTS.md対応はリモートの機能フラグの裏にあり、テレメトリ(利用状況の送信)を切ると何も表示せずに動かなくなる。GitHubのissueが示した。
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- version that announced AGENTS.md support
- 2.1.277
- errors or warnings when the file is skipped
- 0
Claude Codeは、テレメトリが有効な場合にしかAGENTS.mdを読まない。2026年9月20日にAnthropicのコーディングエージェントに対して提出されたバグ報告がそう指摘している。この機能はバージョン2.1.277で登場した。利用状況の報告を切っている人や、Amazon BedrockやGoogle Vertex経由でツールを使う人には、AGENTS.mdがまったく読み込まれない。画面には何も表示されない。
報告は、公開されているClaude Codeリポジトリのissue #95690である。9月23日に公開されたブログ記事も同じ動作と回避策を詳しく説明している。
AGENTS.md対応が本来やるはずだったこと
AGENTS.mdは、複数のコーディングエージェントが共有するプレーンテキストの指示ファイルである。プロジェクトのビルド方法、テスト方法、構成をエージェントに伝える。Claude Codeにはこの役割を担う独自のファイルがあり、CLAUDE.mdと呼ばれる。
バージョン2.1.277は単純なルールを約束した。issueが引用するリリースノートの言葉では、「CLAUDE.mdのないプロジェクトでは、Claude Codeは代わりにAGENTS.mdを読む」。Tech AI Wireはこの変更を公開時に報じている。Claude Code 2.1.277がAGENTS.mdを代替として読む。
テレメトリなしでは動かない理由
issueによると、この機能は通常の読み込み処理に組み込まれていない。既定で無効の組み込みプラグインになっている。それを有効にするのはリモートのスイッチである。
そのスイッチはtengu_agents_md_modという名前の機能フラグで、Statsigが配信している。Statsigは、新しいバージョンを出さずに企業が機能をオンやオフにできる外部サービスである。フラグを確認するには、Claude Codeがそのサービスに接続する必要がある。
issueとブログ記事によれば、よくある構成のいくつかではそれができない。
| 構成 | AGENTS.mdは読まれるか |
|---|---|
| 既定のインストール、テレメトリ有効 | 読まれる(フラグが有効になれば) |
DISABLE_TELEMETRY=1を設定 | 読まれない |
CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFIC=1を設定 | 読まれない |
| BedrockまたはVertex経由 | 読まれない |
「読まれない」場合はどれも、ファイルが単に飛ばされる。issueはその結果を率直に書いている。「エラーなし。警告なし。ただ読み込まれない」。報告者は影響度を「critical」とした。
批判の中身:リモートのスイッチの裏にあるローカルファイル
2つの情報源は同じ主張をしている。プロジェクトフォルダーのMarkdownファイルを読むのにネットワークは要らない。それをサーバー側のフラグに結びつけると、プライバシーの選択が無関係な機能を黙って無効にしてしまう。
issueはこれを、「ネットワークをまったく必要としない行為であるローカルのMarkdownファイルの読み込み」が「サーバー側のスイッチで黙って封じられている」と表現する。ブログ記事は原則として述べる。「プライバシー設定が、無関係なローカルの動作を黙って切ってはならない」。
回避策
ブログ記事は、今すぐ使える対処法を示している。プロジェクトにCLAUDE.mdを作り、1行でもう一方のファイルを読み込ませる。その1行は@AGENTS.mdである。Claude Codeは常にCLAUDE.mdを読み、この読み込み指定がAGENTS.mdも一緒に取り込む。フラグは関係しない。
開発者にとっての意味
自分の環境が上の表の「読まれない」行に当てはまるか確認しよう。社内規定でテレメトリを切っているチームや、クラウド事業者経由でClaudeを使うチームが当てはまりやすい。どちらかに該当するなら、リリースノートに何と書いてあっても、AGENTS.mdは読まれていないと考えるべきだ。
当面は、CLAUDE.mdに1行の読み込みを書くのが安全な既定である。小さなファイル1つで済み、どの環境でも同じように動く。2.1.277のリリース後にCLAUDE.mdを消したなら、薄いものを戻しておこう。
指示は信じるより試す方がよい。AGENTS.mdにしかないルール、たとえばテストのコマンドを、エージェントに答えさせてみる。答えられなければ、ファイルは読み込まれていない。チームが使う環境ごとに一度ずつ試そう。
issue #95690で修正を見守りたい。より大きな教訓は、ツールの動作が目に見えないスイッチに左右されうることだ。ツールが必ず読むファイルに指示を置くのが、頼れる選択である。
出典
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