Appleが天文アプリ Dark Hours を「占星術」として却下 - 2度も
Appleは Terry Godier 氏の天文アプリ Dark Hours を占星術として却下し、App Review Board は存在しないタロット機能を挙げてその判断を支持した。
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Appleは、天体を観測するための天文アプリ Dark Hours を「占星術に関係する」との理由で却下した。開発者の Terry Godier 氏が異議を申し立てると、Apple の App Review Board はアプリが「ライブのタロット占い機能を含む」と主張して却下を支持した。2026年8月7日に公開された Daring Fireball と開発者 Michael Tsai の記事が伝えている。この件は一つのアプリにとどまらない意味を持つ。Apple の最上位の審査エスカレーション経路が、事実として誤った却下を追認した、記録に残る事例だからだ。
何が起きたか
Dark Hours は Terry Godier 氏が開発した天文アプリで、Apple の Liquid Glass UI を用いたネイティブな iOS デザインを採用している。John Gruber 氏の Daring Fireball の記事によるものだ。Apple の最初の App Review はこれを占星術に分類した。Godier 氏は Apple の異議申し立て手続きを通じて、係争中の却下の最終審である App Review Board までエスカレーションした。両記事に引用された同 Board の回答はこうだった。「当社は、このアプリがライブのタロット占い機能を含むと理解しています。」
Godier 氏はこれをきっぱり否定する。アプリには「タロット機能も、星占いも、私や、私が尋ねた誰もが占星術と結びつけるようなものは一切ない」と、Daring Fireball が引用して述べている。アプリを実際に見た Gruber 氏自身の評価はこうだ。「これが天文学という科学に関係するものであり、占星術とはまったく無関係であることは一目瞭然だ。」
なぜ開発者が注目しているのか
Michael Tsai 氏のまとめに集められた批判は、個々のミスを超えて、それを生んだシステムそのものに向かう。Godier 氏は、審査プロセスが双方向に一貫性を欠いていると主張する。ChatGPT のラッパーや過剰な広告を詰め込んだゲームのような低品質のアプリを承認する一方で、正当な科学ツールを却下している、というのだ。異議の結末についての Gruber 氏の評はより辛辣だった。「これはまさにカフカの世界だ。」
この件を注目に値するものにしているのは、誤りがどこで追認されたかという点だ。個々の審査担当者のミスは、App Store 開発ではよく知られたものだ。だが今回は、両記事によれば、まさにそうしたミスを正すために存在するエスカレーション経路である App Review Board が、元の誤りを見抜くどころか、新たな誤った主張(タロット機能)を持ち込んだ。
これが開発者にとって意味すること
iOS 向けにリリースするなら、実務的な教訓は具体的だ。
- App Review Board がアプリをゼロから再検討すると思い込まないこと。 この記録された事例では、Board は、開発者が存在しないと言う機能を説明する理由づけによって、誤分類を支持した。異議は、元の却下を反証し、かつ隣接する誤読を先回りして防がなければならないつもりで組み立てること。スクリーンショットを添えて、自分のアプリが何ではないかを明確に示すのだ。
- 隣接カテゴリーとの取り違えは現実の却下リスクだ。 天文アプリが占星術と読まれた。自分のアプリの領域に、表面的に似ていて、より厳しく規制・制限された隣接分野がある場合(天文学/占星術、教育/ギャンブル寄りのゲーム、ウェルネス/医療)、最初の提出の前に、審査ノートでその区別を明示的に述べること。
- 公開の記録は事態を動かす。 両記事は2026年8月7日に公開され、同日のうちに開発者向けアグリゲーターで広く取り上げられた。執筆時点でどちらの情報源も Apple による撤回を報じていないが、Gruber 氏の「今週の却下」という枠組みが示す歴史的なパターン - 注目度の高い却下が世間の監視を招く - は、正式な手続きが機能しないときに開発者が使ってきたてこだ。あらゆる審査のやり取りの記録を残し、望むなら正確な経緯を公開できるようにしておくこと。
- リリース日程は審査リスクを織り込んで計画すること。 App Review Board まで進んで失敗した異議は、アプリに再提出以外の App Store への道を残さない。ローンチ日が重要なら、今回のような誤分類が起こりうるカテゴリーでは、少なくとも一度の却下サイクルを見込んでおくこと。
Daring Fireball も Tsai 氏の記事も、上記に引用した審査の回答を超える Apple のコメントは報じていない。
出典
- App Store Rejection of the Week: Dark Hours - Daring Fireball
- Dark Hours Rejected From the App Store - Michael Tsai
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